サウンドハウス

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ギター、エフェクター製作、オーディオなど、大好きな音楽の話をしていきます。

エディのフランケンギター製作日記(2/5) 工程① 〜塗装剥がし編〜

どうも、lenheyvanです。

 

前回、製作大変でした、とお話ししていたエディのフランケンギター製作の話をしようと思います。

 

前回の記事はこちら

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いや、まあ、最初はいい感じだったんですけどね、途中ハプニングが色々あり、前回の完成形になったわけです。

 

1.塗装剥がし

まず最初にやらなきゃいけないのは塗装剥がしです。

ただ、通常、エレキギターってガッチリ塗装されていますよね。
このYAMAHA MG-MⅢも多分に漏れず、結構しっかり塗装されています。

今まで高校生から大事にしてきて、ちょっとでも汚れたら磨いてきたこのボディーの塗装を剥がしていくのはちょっと心理的に勇気のいる作業です。

ガツンと硬いところにぶつけたりしない限り、そうそう剥がれませんが、これをどうやて剥がしていくのか興味津々でしたが、なんと、みなさん、アイロンとスクレイパーを使ってるじゃないですか。

 

これにはちょっとビックリしましたね。

 

 

 

ただ普通に考えるとアイロンなんか直接つけちゃうと溶けた塗装がべたべたくっつきそうですよね。

 

そんなことになったら怒られてしまうので、ちょっと慎重にやりました。

 お菓子作りの時に使う耐熱ペーパー(クッキー作るときにオーブンに敷くあれです)とか、を挟めば熱はちゃんと伝わる、かつ、くっつかないんじゃないか、とかと思い、まずはその戦法でやってみました。

 

でも耐熱ペーパー敷くとなんかうまくいかず、思い切って直接アイロンをつけてみました。

 

これが不思議なもので、耐熱ペーパーなんか敷かなくても、くっつくこと無く1-2分くらいあたためて(というか激熱)にすると、うまくいきました。

 

熱を与えると塗装が柔らかくなるんです。ゴムのようにグニュってなるので(かと言ってベタベタくっつきはしないです)、冷めるまえにそれをスクレイパーで剥がしていきます。

 

ただ、このギターは強力に塗装されていたのか、ベロッと剥がれはせず、最終的には表面をスクレイパーで削りながら取りました。

 

結構、ガサツにやったので、表面の木が繊維に沿って割れたり剥がれたりしましたが、このあとサンディングする予定なのと、なんせフランケンですから、逆にいいかなくらいのノリでいきました。

 

2.表面を研磨

スクレイパーガリガリやったお陰で表面がガタガタになったので、オービルサンダーで表面を滑らかにサンディングしていきます。

これ手でやるのは無理ですね。いや、1,2日かければ無理ではないですが、腕が持たないのと、何よりそれだけの気力を出すのがキツイので、文明の力を借りました。

 

5000円もあればそこそこいいものが買えるので、それで手でや労力が不要になるなら全然いいかなと思います。ちなみに私はフリマで中古で3000円くらいで割と状態のいいものを購入しました。

 

これがあると、例えば自作エフェクターを作るときにアルミダイキャストケースの鏡面磨きしたり、広範囲だったり時間をしっかりかけてサンディングしなきゃいけない作業が一瞬で終わるのでめちゃくちゃ便利です。

 

 

ちなみにフランケンギターなので1ハムです。

なので、フロントピックアップ部は、適当な木をホームセンターで買ってきて埋めました。キレイに穴にピッタリ埋まるようには手作業では中々難しいので、少し小さめにざっくり切ったら、隙間には爪楊枝を詰めて、そこに木工用接着剤としてはDIY界隈では有名なこいつを使いました。

爪楊枝を突っ込んで上をちょん切るのですが、当然ガタガタになるのと、埋め木も完全ピッタリの高さではなく若干高くなっていたので、ここもオービルサンダーでガッツリサンディングしていて、平面に仕上げました。

 

土日大工でちょこちょこやって、ここまで手作業なもんで、1ヶ月くらいかかりました。

 

そこまでやった状態が、こちらです。
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よく見ると、月のクレーターのようになっている部分があったり、かなり雑なのですが、初心者の第一作なので自分で合格を出しました。

 

ネックには、これまたホームセンターで買ってきた適当な木をネジ留めして、塗装に備えます。こうしておくと、塗装するときに楽なのと、乾かすときにもギターハンガーにそのままかけることができるので、使い終わったあとも、いずれまた他のギターでリフィニッシュ作業をするとき用にとっておきます。

 

次はいよいよ塗装になります。

 

次回はこちら

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