どうも、lenheyvanです。
前回、塗装剥がししたところまでお話しました。ここからが楽しく、そして、重要な塗装フェーズです。
塗装はアサヒペンのラッカースプレーを使います。
何故これにしたかと言うと、他のフランケンギターを製作している方で使っている方が多かったというだけです。
高耐久/普通と製品ランナップがありますが、気分で良いと思います。
(違いはあまり分かりませんでした。後々分かるかも知れませんが。)
おおまかな塗装順としては、黒→マスキングテープ→白→マスキングテープ→赤です。
白までやったところで終えると黒白のフランケンです。
赤までやると黒白赤のフランケンになります。
ではまず最初に無塗装のギターをオールブラックにします。
(Ozzyのことを思い浮かべながら作業しました)
スプレー缶をかなり振ってるのですが、粒子が粗く、雨粒みたいな感じです。
本当は細かい霧のように塗料を出せるエアブラシとか使えば良いのでしょうが、メンテナンスも面倒そうだし、今後頻繁にやるわけでもないし、フランケンギターだからちょっと粗いくらいのほうがという気持ちもあるし、なによりそんな高価な工具は買えないのでそのままいきます。
外に行って家の裏で人がいない時間を見計らって、慎重に30分おきに3回ほどスプレーしました。
結構シンナー臭いので、風でこの臭いや塗料が飛んでいくとクレームになりかねないので、作業場所はちゃんと考えたほうが良いです。
初めてなのでうまくいったのか、いってないのか良く分からないですが、とにかく真っ黒になったので、ここから、ググって出てくるエディの本物デザインを見ながら、マスキングテープを貼っていきます。
背面も忘れずに。
マスキングテープ貼ってくと、ボディがFenderサイズではないので、こっちを立たせるとあっちが立たないみたいな感じになりました。
この線とこの線がココでクロスする予定だったのにズレてる。。。
でも、まあ、それも自分だけのオリジナリティだし、とポジティブに捉えて良しとします。
そして、今度はオールホワイトにします。
マスキングテープを貼っている部分は黒として残り、それ以外の部分が白になる予定です。
もう、真っ白けで、今のところ、フランケンのフの字もありません。
ドキドキしながら、マスキングテープを剥がしていくと、、、
おおっ!
出てきましたよ
ストライプが!
1stアルバムでエディが持ってるやつです。
マスキングテープを剥がしていく毎に出てくる、このエディストライプに興奮してしまいました。何より、こんなにマスキングテープを剥がす作業が楽しいとは思いませんでした。
もう、うまくいく気しかしません♪
勢いに乗って、ここから最後のマスキングテープを貼っていきます。
先程と同じで、マスキングテープを貼るところは黒白が残り、それ以外が赤になるので、赤にしたくないところにマスキングテープを貼っていきます。
結構、細い線とか、微妙なうねうねのラインとかあって中々難しく、もはやオリジナルのデザインとはだいぶかけ離れてきますが、こんなライン入れたらカッコイイかなーなんて考えながら貼っていく作業は楽しいです。
そして、今度はこれをオールレッドにします。
さあ、いきますよ!
楽しいマスキング剥がしタイム、ラストです。
これを剥がしていくと、かの有名なエディストライプになる算段です。
きたっ!
これこれ!
フランケン登場!
そしてここからもう1つ重要な作業があります。
レリック加工です。
紙やすりで手で、感性にまかせて削って塗装を剥がしていくことで、使い込んで塗装が剥がれちゃった感をだしていきます。
これがあるかないかで雰囲気が全然変わりますよね。
ジーンズが好きな人がわざと色落ちさせて、ダメージ与えるのと同じです。
ピカピカでキレイな状態よりも、レリック加工したほうが風合いというか、独特の質感が出てカッコイイんですよね。
スティービーレイボーンのストラトなんかも、めちゃくちゃカッコイイですよね。
あれは自然なのか敢えてのレリック加工なのか分からないですが、あの風格のギターを持っているだけで絵になると思います。
フランケンの話に戻りますが、これも本物のフランケンギターの画像を見ながら、レリック加工が入っているところに入れていきます。この作業も楽しくて、ついつい本物よりハードにレリックを入れちゃいました。
その姿がこちら。
できた。雰囲気出てません?
いやー、おれって、天才。
あとは、クリアを吹いて完成だなーって感じです。
と、このときは思っていました。
このあと、悲劇が訪れるとは知らずに。。
次回はこちら