サウンドハウス

lenheyvan’s music

ギター、エフェクター製作、オーディオなど、大好きな音楽の話をしていきます。

エディのフランケンギター製作日記(4/5) 工程③ 〜号泣編〜

どうも、lenheyvan です。

 

前回は気分良く塗装が終わったところまでお話しました。

 

最後にクリアを吹くかは迷ったのですが(テカテカになったら雰囲気半減なので)、塗装が剥がれていくと困るのと、湿気対策しておかないと鳴りが日によって変わっちゃうかなと思い、艶消しクリアで仕上げることにしました。

 

 

これも塗装時と同様に3回吹き付けていきます。

前回の塗装編でも同じようにやりましたが、はじめは全体的にしっかりと、2回目以降は薄くやっていきます。


1回目をやって30分乾かして、2回目をやろうと思ったところで雨がパラついてきました。

いったん、雨が止むまで待って、止んだところで作業開始します。

どうやら雨が止んだようなので2回目の塗装を全体的にしていきます。

 

 

あれ?

 

 

ん?

 

 

ウソでしょ!

 

 

何と塗装が溶け出しました。
ちょっと意味が分かりませんでした。

 

元々、こんな感じにエディストライプ入ってたボディが、


f:id:lenheyvan:20210121222202j:image

 

塗装がドロドロに溶けて、キレイだったストライプもぐちゃぐちゃ。
(ショック過ぎてここから写真撮ってません)


雪国の人なら分かると思いますが、雪まつりの期間中に気温があがって雨が降ったりすると、ドラえもんが怪物のようになるのですが、まさにそんな感じ。。

これじゃあ、フランケンギターじゃなくて、ゾンビギターじゃん。。

 

原因は、湿気のある状態で塗装は厳禁らしいのですが、湿気ムンムンの状態でクリアを吹いて、かつ、木の下でやっていたので、雨の水滴が何かの拍子にババっとかかったことで、塗装が溶けちゃったようです。

 

そして、経験上、クリアは厚くやっちゃうと塗装を溶かすようで、薄くサラっとを丹念に何回もやるべきだったようです。

それにしてもショック過ぎます。
さあ、どうしたものか。。

 

案1:もう一回塗装を全部剥がしてやり直し

案2:この上からまたブラックから始める

案3:ゾンビギターとしてこれにてフィニッシュ

 

もちろん、案3はナシです。
ただ、案1はメンタル的にハードル高すぎです。

ということで、案2で行くことにしました。

ここから、同じ工程をやり直しとなります。

次の週末まで1週間、ゾンビギターのまま部屋に置いておくのが何とも歯がゆかったです。ようやく週末が来て、幸運にも晴れです。

さあ、今度は絶対成功させます!

オールブラック

 →マスキングテープ貼る

オールホワイト

 →マスキングテープ剥がす&貼る

オールレッド

 →マスキングテープ剥がす

 
しっかり乾かす時間もとらなきゃいけないので(また焦って失敗するのだけは避けた方ので)、2週に渡って作業しました。

もちろん、1回目とはストライプの入り方は違いますし、レリック加工の具合も違います。2回目だから慣れたこともあり、1回目より逆にうまくいったかも知れません。


さあ、ここまで終わったら、リベンジのアレです。
クリア塗装です。

今度はしっかり晴天の日を選んで、慎重にクリアを少しずつ吹いていきます。
全体にまんべんなく、かつ、少量ずつを、溶けないかを確認しながらやっていきます。


今度は何とか成功したようです。

ふぅ、一安心です。

ただ、艶なしクリアとは言っても、ツヤはそこそこ出ます。
光をあてるとキラッと反射します。私が求めているのはもっとマットな感じです。

他に作られている方のブログを拝見させていただいたところ、ステンレスたわし(丸くてステンレスの脳みそみたいなやつです)で軽くこすると、いい感じにマットになるとあったので、早速百均でGETしてきて、やってみました。


おぉ、これは確かに素晴らしいですね。
塗装にはダメージを与えずに、テリ感だけを取ってくれます。


これをボディ全体的にやりました。


その結果がこちらです。
↓↓↓

f:id:lenheyvan:20210121224600j:image
 

さっきの、画像と見比べてもらえれば分かると思いますが、お話ししたとおりストライプの入り方が違います。

 

また、画像だと見にくいのですが、赤の塗装のしたにうっすらと、一回目の黒ストライプや白ストライプが見えます。ホントにうっすらですけど。

これが逆に立体感を出していて、個人的にはいい感じです。

雨降って地固まる、です。

まあ、自作ですし、初めてですし、オリジナリティ出てますし、これでいいんだと自分に言い聞かせて、クリアまで完了です。

 
ちなみに、上の写真のあと、どうもフロントピックアップ辺りが寂しいかなーなんて思って、さらにレリック入れちゃいました。ちょっとやり過ぎかなと思いましたが、それで良しとしています。

なんで寂しく見えるんだろうと思ったら、本物フランケンてS-S-Hのギターを1ハムにしているのですが、私の場合、フロントは埋めちゃったのでS-Sの部分が無いんですよね。完全なレプリカではなくオリジナルレプリカということで納得しています。

最後はボディに装飾を加えて、ネックを少し加工して仕上げていきます。

 

次回はこちら

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