どうもlenheyvanです。
以前、フランケンギター作成についてお話ししましたが、次にやってみたのでオイルフィニッシュです。こっちのほうが楽にできましたので、木の質感を活かした仕上げがすき方にはお勧めです。
では、工程を説明していきますね。
メルカリでWashburn N2を3万くらいで購入して、こいつをNunoのようなレリック加工してやろう企画です。オイルフィニッシュは初挑戦です。
初挑戦にはつきものの、ハプニングも途中ありましたが、何とか乗り切りました。
では、どうぞ。
1.サンディング
フランケンギターのときは、塗装剥がしをしてからサンディングしたのですが、このギターはオイルフィニッシュなので、いきなりサンディングして、表面のオイルフィニッシュを取り除いていきます。
作業前の状態はこんな感じ。前のオーナーさんが多少のレリック加工をしていたようですが、かなり薄く、黄色っぽい塗装がどうも好みに合いませんでした。
では躊躇なくサンディングしていきます。
サンディングには、BOSCHのGSS23AEというオービルサンダーをフリマで入手して使っています。吸塵機能があるので、使いやすいし、中々パワーもあるので重宝しています。
Before
After
元が塗装していないので分かりづらいかも知れませんが、サンディングしたことで表面が白っぽくなっています。
2.レリック
色々ネットで情報を集めると、革靴に塗る靴墨がレリック加工に向いているという情報が複数あり、用意してました。これは百均で十分です。
失敗したら、また削ればいいやと思い、心を無にして、エイッ・エイッ・エイッっとやってみました。
すごい雑ですが、最後に手で細かくサンディングで整えていけばいい感じになる予感がします。
3.オイルフィニッシュ
オイルフィニッシュは定番っぽい、ワトコオイルをチョイスです。
色は、ちょい濃いめの廃材的な感じを狙って、エボニーを選択しました。
量は200mlあれば十分です。
あと、ハケを用意します。こちらは使い捨てするので百均で用意しました。
レリック加工に(と言っても靴墨塗っただけですが・・・)このオイルを塗ると、靴墨部分が濃く浮き上がって、他の部分は廃材的な風合いが出るはずです。
オゥ!
マイッ!
ガーーー!!!
真っ黒じゃんこれー
靴墨なんて完全に隠れてるしーーー
完全に色のチョイスを間違えました・・・
でもやっちゃったもんはショーガないです。
最後にサンディングで調整するとして、気を取り直して、このまま続行します。
ワトコオイルさんのHPにも書いてありますが、要約するとこんな工程で進めていきます。
作戦としては、7番目の工程で、厚めに表面に塗られたオイルを薄めに削っていっていきます。
1.サンディングして木地調整(240番くらい)
2.全体的にオイルを塗布(多過ぎると拭き取りが大変なので適度に)
3.15~30分程乾かす
4.ウエス(布)で表面に残っている浸透しきれない塗料を拭き取り
5.1時間程乾かす
6.再度全体に塗布(塗布量は一回目の1/3~1/4程度で薄く)
7.必要に応じ、240~400番の耐水ペーパーで表面が塗れた状態で研磨 ←ここで挽回
8.表面の塗料を完全に拭き取り
9.乾燥するまで24時間以上放置
で、7番目までやった結果はこれです。
だいぶ薄くなりました。
オービルサンダーで全体をサンディングしながら、濃いところを残すように縦に手でやすりがかけていきました。たぶん、1時間はやっていたと思います。疲れました・・・
もはや靴墨なんて跡形も無いです。
その後30分くらいやって仕上げました。
何とか形になりました。
4.ワックス掛け
木材に湿気が入らないようにするのと、表面保護のために、最後はワックスで仕上げをします。
これまた定番と思われるワトコワックスでいきます。
色はナチュラルを用意しました。
ウエス(布)で塗布し20分程放置し余分なワトコワックスを拭き取り、を2回繰り返します。
5.組み上げ
最後に電装系を組み上げて完成です。
何とかいい感じになりました。
すったもんだありましたが、結果良ければ全て良しです。
みなさん、色選びは慎重に。私の場合は、予想以上に濃くでちゃいました。
ただ、濃い部分はレリック加工の汚れっぽい感じで使ったので、結果この色で正解だったのかも知れません。
今度は、冬が明けたら、春に、TeleGib仕様の安物テレキャスをオイルフィニッシュしようと思っているので、そのときにまたアップしようと思います。
今度は全体を廃材っぽくしようと思っているので、もう少し薄い色をチョイスします。。
2021/5/7追記
次はテレギブでやってみました。
落とし穴が色々ありましたので、こちらも参考になると思います。ご覧ください。
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ではまた!