lenheyvan’s music

ギター、エフェクター製作、オーディオなど、大好きな音楽の話をしていきます。

【第二弾】塗装剥がし&オイルフィニッシュのやり方(後編)

どうも、lenheyvanです。

 

オイルフィニッシュの続きです。

前回記事はこちらです。

↓↓↓

 

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オイルフィニッシュ2回目が失敗しましたが、めげずに三度目の正直を祈ってもう1回やります。

 

ここまでの反省点

1回目やったときの反省点はサンディングの甘さでした。

そのため、ヤスリをよく粗いもので深くまでサンディングしました。

 

ただ、それでも一部がオイル浸透しなかったのと、色合いがどうも赤味がかっていて、イメージしている廃材っぽい感じが出ませんでした。

 

よく考えると、2回目にサンディングしたときは手で気になる部分だけゴシゴシやすりがけしたのですが、ちょっと中途半端だった気がします。ちゃんとオービルサンダーで全体的に真っ白になるまで元に戻してからやるべきだったのでは、というのが反省点の1つです。

 

そしてもう1つ。色合いですが、やっぱりミディアムウォールナットでは薄いし、エボニーを混ぜて濃い色合いにしても、やっぱりウォールナットの赤味は残るんですよね。

 

一方私が求めているのは廃材っぽい感じなので、赤味が無く、くすんだような灰色がかった黒です。

 

やっぱり色のチョイスが良くなかった気がします。

ファーストインプレッションに従って、ドリフトウッドでやり直ししてみようと思います。

レコーディングでもそうなんですけど、ソロ部分は何度パターンか録りますが、大抵1回目のソロが一番いいんですよね。そんなもんかも知れません。

 

というわけで、ドリフトウッドを近くにホームセンターに問い合わせたら在庫があるということなので、早速取り置きしてもらって、買ってきました。

 

 サンディング3回目

80番の紙ヤスリで全部キレイに剥がします。

今度こそは!なのでかなり念入りにやりました。

 

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ここまでやれば文句なしでしょう。

 

横に何かありますね。

はい、そうです。バーナーです。

 

木目をキレイに出したいので、バーナーフィニッシュなるものをやってみようと思いまして、用意してみました。

 

以前、フランケンギター作ったときに、ヘッドのたばこの焦げ跡を再現するために入手してあったので、試してみようかなと。

 

フランケンギターで使ったときの記事はこちらです。

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バーナーフィニッシュ

ESPのギターでは結構バーナーフィニッシュしているものがあるようですね。

今回初めての挑戦なので、ちょっとビビってます。

 

一気に焼きあげると補正が難しそうなので、軽く炙りながら、色合いを見て慎重に進めていきました。

 

近づけすぎると、全体的に焦げになってしまうので、ある程度の距離(10cmくらい)を保ちつつ、一か所に長時間当たらないように並行にバーナーを移動させながらやっていきました。

 

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我ながら、中々うまくできました。

いい感じの風合いが出せたと思います。

 

木目がよく出ているギターをオイルフィニッシュされる方にはお勧めしたい加工です。

加工と言ってもバーナーで炙るだけなので、割と簡単です。

 

炙り過ぎには要注意です。少しずつ加減を見ながらやると良い感じです。

 

オイル塗布3回目

ここまで来たら失敗はできません。三度目の正直でオイル塗布していきます。

 

写真撮れませんが、ミディアムウォールナットやエボニーのオイルは黒っぽい色をしているのに対して、ドリフトウッドは泥水のような少し灰色がかった色をしています。

 

この時点で何かうまくいきそうな予感がしてました。

 

で、塗った結果がこちらです。

 

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まさにイメージ通りです。

ムラもなく渋い感じになり、いかにも廃材という感じに仕上がりました。

 

いや~、ホっとしました。

諦めなくて良かったです。

 

数日放置してオイルを乾かします。

 

ワックス塗布

最後にワトコワックスで仕上げていきます。

 

玄関でやっているので、照明の加減で今までの写真より黄色味がかって見えますが、先程の木が濡れたような感じになります。

 

全体に程よく塗って15分待って、もう一回薄めに塗って、浸透するようにウエスで塗りこんでいきます。

 

Before

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作業開始

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After

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このまま12時間放置して乾かします。

 

ついでに、以前オイルフィニッシュしたN2もメンテナンスとして塗っておきました。

N2の作業工程の記事はこちらです。

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パーツ組み上げ

パーツは用意済だったのでこれで組み上げていきます。

元々のブリッジはテレキャス昔ながらのもので、オクターブチューニングをあまり詰められないので、左右で長短が少しついているものを購入してありました。

 

また、ボリュームはVolumeをMAXにしたときにOUTPUTと直結になる特殊なものを使います。SONICのフルアップボリュームというものです。

 

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通常のボリュームポットだとMAXにしても、ボリュームポットのGNDへ繋がっているルートからハイがGNDへ若干逃げてしまいます。ボリュームポットの抵抗値を高くすればするほど逃げにくくなりますが、ゼロにはなりません。

 

250KΩのポットはMAXでも結構ハイが落ちます。シングルコイルはハイが強いのでこれでバランスを取っていますね。

テレキャスはチャキチャキした音を狙って、1MΩを採用されることが多いですが、これでも若干ハイ落ちします。

 

そのサウンドを良しとするかどうかはプレイヤーの求めるサウンド次第です。

敢えてハイ落ちさせて太いトーンを求める方もいると思います。

 

私は高域がしっかり出て、ハーモニクスが出やすく歪みも乗りやすいサウンドが好きなので、持っているギターは全部これを採用しています。

有るものを抑えることはできるけれども、無いものを出すことはできない、が私の持論です。 耳に痛ければボリューム、エフェクター、アンプで調整します。

 

また、ピックアップカバーは、以前、N2に合わせようと、ブラックをブラウンにスプレーしたものを作っていたのですが、N2には合わなかったので引き出しで眠っていたのですが、Telegibに合わせてみるといい感じだったので、採用しました。

日の目を見れて良かった。

 

 

そして組み上げたのがこちらです。

 

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ピックアップは、フロントはProtoType JB、リアは35th Anniversary JBにしました。これで気分はジェフベックです。
ProtoType JBはフロントでどうなるかちょっと心配だったのですが、クリームかつJBらしくハーモニクスがキュッと出て、いい感じです。フロント全然いけますね。
 
リアのAnniversary JBはProtoType JBよりもワイルドなJBって感じです。
少し派手めの味付けになっていて、荒めの歪みに、アタック時に鋭いハーモニクスが出ます。ただ、鋭いと言ってもJBはピークの周波数が低め(高めのハイミッドではなく低めのハイミッド)なので、耳に痛い感じではないです。
 
どちらもアルニコ2なので、ゴンゴンギャリギャリという感じではなく、クリスピーでやさしく、でも、高出力でHOTな歪みです。
 
 
 

 

ようやくこれでTelegibリフィニッシュプロジェクトは終了です。

満足いく形に仕上がって良かったです。

 

最後に

オイルフィニッシュ2回目でしたが色々勉強になりました。

 

学んだノウハウを整理します。

 

・オイル塗布の前にはしっかりサンディングして、オイルが浸透する状態にすること。

やり過ぎは要注意だが紙やすりは80番くらいがお勧め。

色が違う部分があったら、まだ前の塗装が残っている可能性大。全部同じ色になるまでサンディングする。

 

・ワトコオイルはエボニーは黒系ウォールナットナチュラルな木色より少し赤味がかった色ドリフトウッドは灰色がかった黒で廃材ぽい色。

 

・オイルは最初一気に染み込むので、べちゃべちゃにはしないこと。刷毛にはオイルをつけ過ぎず、ボディの表面が湿る程度の薄さで塗っていく。(結局200ml缶の1割使ったかどうかくらいだと思う)

 

木目をしっかり出した渋い感じを狙うなら、サンディング後のバーナーフィニッシュはお勧め。ただ、一箇所に長く当てると焦げが出てくるので、10cmくらいの距離から並行に動かしながら浅く火を入れていく。弱いようなら距離を近づけるかバーナーを強くして少しずつ濃くしていく。くれぐれも一気に仕上げようとしないこと。

 

・失敗してもサンディングし直せば何度でもやり直せるので、満足しくまで諦めないこと。ただし、オービルサンダーが無いと心が折れるので入手しておくこと。

 

 

 

こんなところでしょうか。

 

最後の諦めないが一番大事です。

 

みなさんのご参考になると幸いです。