どうも、lenheyvanです。
前に「18v仕様のエフェクターを9v電源化する方法」ということで、MXRのフランジャーM117Rを18v化しました。
※M117Rは18vアダプターが付属していてそれを使ってね、ということになっています。が、それだとボードが組みにくい(M117Rだけ別電源になってしまう)ので、内部で18v昇圧するという荒技をやりました。
これがそのM117R。現行品です。
エディシグネチャーモデルはコチラ。
これでボードがいい感じになったので「心置きなくUnchainedを弾ける♪」と思っていたのですが、しかーし、困ったことに、この曲、ON/OFF操作をこまめにやらないといけなくて、足がせわしないんです。
練習と慣れなのでしょうが、ちょっと私の技術には足でカチャカチャしていると演奏に集中できません・・・
これは困ったということで、モーメンタリースイッチ化することにしました。
※踏んでいるときだけONになるスイッチのことです。
というわけで、M117R改造プロジェクト第二弾です。
1.開封の儀
M117Rの蓋を開けて、スイッチ部の配線を確認します。
他のMXRペダルで採用されている普通の機械式スイッチですね。
基板上で配線されてますが、同じ6ピンのDPDTスイッチ同士であればそのままポン付けできそうです。
2.スイッチ取り外し
それではスイッチを取り外していきます。
いつものように、キレイに半田取りするために、先に追加で半田を盛ってから、吸い取り線で除去していきます。
取れました。
あ、そうそう。話は逸れますが、先日半田こてのこて先を買い替えました。
調べると色々な形状があるんですね。
ずっと鉛筆型を使ってましたが、熱を効率良く伝えるには少し斜めに当てる必要があって、ちょっと使いにくいなーと思っていたので、新調してみました。
私が使用しているのはHAKKOの半田こてです。
半田こて業界(?)の中では有名なメーカーだと思います。
見てみてビックリしたのですが、こて先については色々な種類があって、面白いです。
以下ページを見てBC型とD型で迷った挙句、一般的っぽいBC型にしました。
今度はD型に挑戦してみるかもです。
中々面白いので見てみてください。www.hakko.com
3.スイッチ交換
では、スイッチ交換していきます。
今回用意したフットスイッチがコチラ。
左がオリジナルのスイッチ、右が今回用意したモーメンタリースイッチです。
桜屋電機さんで購入しました。
「alpha 【Momentary】 Foot Switch DPDT Silver Contact 2回路フットスイッチプロ用銀接点モメンタリー」というやつです。
少し長さが短めですが、大きさは同じなので干渉の問題は無さそうです。
万が一長さが足りなくて基板に届かなくても、配線すればいいだけなので大丈夫そうです。
まずは元のスイッチと同じ向きで、↓の突起部分に合わせてモーメンタリースイッチを仮付けして動作を確認してみます。
そうすると、、、
ありゃりゃ・・・
常時ONになってしまいました。(フットスイッチを踏むとOFFになる)
向きを反対にしないとダメですね。
テスターで確認してからやれば良かった。横着してしまいました。
急がば回れですな。
というわけで、左右反対につけないといけないので、突起部分を削り取ります。
リーマーを軽く回してやると、キレイに取れました。
では、これで本付けしていきます。
半田つけた後の写真を撮るのを忘れてましたが、6ピン部分を半田付けして終了です。
試しに弾いてみました。
これは使いやすい♪
これでVANHALENのUnchainedを弾くのが楽になる。
最後に
モーメンタリースイッチは、たまに踏みにくい(カチッとまではいかないけど、段差を感じる)ものがありますが、これは比較的ソフトで踏み心地は良いです。
VANHALENのAin't talkin' 'bout loveも瞬間的にフェイザーをかけるところがあるので、MXR Phase90もモーメンタリースイッチ化を検討しましたが、どちらかと言うとかけっぱなしにする場面の方が多いし、かと言って、モーメンタリースイッチを増設するにはスペースが無い(あったとしても踏みづらい)ので、そちらは断念しました。
何はともあれ、フランジャーを踏んだ時だけかけたい、という方にはこのスイッチ交換は簡単に改造できるので、お試しあれ!
ではまた!