サウンドハウス

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ギター、エフェクター製作、オーディオなど、大好きな音楽の話をしていきます。

ポタアン放浪記(4/4) ~2018-2021年~

どうも、lenheyvanです。

 

今回は久々にオーディオ関連の記事になります。

ポタアン放浪記の最終回です。

前回の記事はこちらです。

 

lenheyvan.hateblo.jp

 

 

大きな不満


前回お話した、OPPO HA-2SEの不安定さに我慢できなくなった私は、これを売って次なる製品を探し始めました。(音質は満足していただけに残念・・・)

条件はこの3つです。

  • 安定していること
  • HA-2SEより高音質であること
  • お財布にそこまでダメージが無い

 次の相棒探しへ

条件1:安定稼働


まず安定していること、という条件は簡単にクリアです。
何故ならば、不安定さはHA-2SE特有のものだったからです。
Bluetooth接続の不安定さとかはどの製品もあまり変わらないですが、HA-2SEはそういう類の不安定ではなかったので)

なので、そこはあまり気にする必要はありませんでした。

条件2:高音質

次にHA-2SEより高音質であること、ですが、どうせお金かけて変えるなら今と同等かそれ以上にしたいものです。
探すと色々高音質であろうものはあって、まさにポタアンは青天井。数十万するものさえあります。

さすがにそれは中古でも無理なので(あ、ちなみに最初から中古で探すつもりです)、定価10万以下で探します。

まあ色々な製品があって口コミを丹念に確認していって、全然悪い口コミがなかったのが、SONYのPHA-3という製品でした。

  


メーカーの売り文句としては、

といったところです。

また、バランス接続可能なので、ここはやはりバランス対応ケーブルにしようということで、大好きなメーカーのBeatAudioのPHA-3に対応しているケーブルを探すと、なんとズバリPHA-3用のものがあるではないですか。

もうこれしか無いです。

BeatAudio社のケーブルはシリーズが色々あるのですが、ダイナミクスのある音像表現が好きなので、Vermilionという高純度無酸素銅(OCC OFC)を採用したシリーズのものを選択しました。(HA-2SEでも、Vermilionを使っていて良かったので)

「BEA-2518」というもので、“Balanced Vermilion for Shure - SONY PHA-3”とあるだけあって、PHA-3用です。

イヤホンはJVC HA-FX1100なのでMMCX仕様のこちらに狙いを定めます。

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出展:philiweb AUDIO


条件3:予算範囲内

次に「お財布にそこまでダメージが無い」ですが、これが一番のネックになりました。まず、PHA-3は2014年発売の製品と少し古いですで、発売時の価格はなんと9万3千円。SONYのポタアンのフラグシップモデルです。

また、BeatAudioのBEA-2518はこれもかなり高価で、発売時の価格は5万2千円です。
中古で探しても、PHA-3は4万超え、BEA-2518は3万超えです。

このときは仕事で頻繁に飛行機に乗っていたので、移動中の時間を最高の音質で音楽が聴けるなら、奮発して4-5万くらいはと考えていましたが、さすがに7万も出せません。

意気消沈して1つ下のグレードに下げようかなと思っていたところ、神が降臨しました。

PHA-3+BEA-2518をセットで4万5千円で出品している方がいたのです。
これでもかなり高額ではありますが、私は飛びつきました。

今まで使っていた「HA-2SE+BEA-2679」も結構モノは良いので、そこそこの値段で売れるであろうことを見越して、即購入です。

「HA-2SE+BEA-2679」で3万くらいで売れたので、実質1万5千円でアップグレードできた計算です。

 

 

使ってみた感想

音質は最高です。

HA-2SEと比較すると、セパレーション(分離感)はかなり向上。
細かな音が聴こえます。

あ、この音源てこんな音も録音されていたんだって感じです。
それくらい、音が分離されてキレイに聴こえます。

ライブアルバムなんか聴くと、歓声がリアル過ぎて、後ろのほうで誰かキャーキャー言っているのかなと思うくらいでした。

また、ダイナミクスも大きくなりました。
低音はすごく多いというわけではないのですが、かなり低いところが出ますし、高音はかなり上まで伸びています。

アンプがいいのかケーブルがいいのかは比較しようがないですが、どちらもいいんでしょう。

疑いようもなく、今まで一番の高音質です。

これで私は多分、この先長い付き合いになるであろう相棒を手に入れたのでした。


とこの時は思ってました。

 

また不満が・・・

手に入れて1年半くらい使っていたのですが、ちょっとしんどくなってきました。
何がしんどいかと言うと、大きさと重さと熱さです。

まず大きさは液晶画面が大きめのスマホと同じかもうちょっと大きいかくらいあります。そして厚さはスマホ2.5台分くらいです。かなりゴツイです。

重さは300gあり、スマホと重ねて持つと結構な重量感です。

これを最初はスーツの上着のポケットに入れていたのですが、まあ重い。
横には入らないので縦に入れますが、体半分出てます。

しんどいので、今度はカバンの常時オープンのポケット部に差し込む形で持ち運ぶことにしました。

これは中々しっくり来ました。ポケットより全然いいです。
さっと取り出せますし。

ただ、雨の日なんかは壊れそうなので、手で持つかポケットかです。

なんかいいケース・ポーチが無いかなーと探していたのですが、中々ポタアン用なんてものは無く、スマホ用にものはあるのですが厚みが全然合いません。

じゃあもう作るか、ということで、百均でフェイクレザーと釣り下げ用のフックつきの細いベルトを買ってきて、作ってみました。

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これにPHA-3とスマホを重ねてバンドで留めて、持ち歩くことにしました。

腰のベルト部分に引っ掛けて、カラビナで留めて使います。
これで結構快適になりました。

カバンの常時オープンのポケットのときは、何かの拍子に縦が横向きになっちゃって、ケーブルが引っ張られてイヤホンが耳から抜けるということが度々ありましたが、今度はそういうことはありません。安定してます。

ただ、今度はこのカラビナ(フック)が面倒になってきました。
外に出る前に、カラビナをベルトにクルっとやって留めて、会社に着いたら、またカラビナを外してベルトからクルっとやって外して、このケースごとカバンにしまう、という作業が面倒なのです・・・

また、PHA-3は結構熱を発生するので、冬は良いのですが、夏に使っていると心配になっちゃう熱さです。
ケースから取り出すときには手が熱くて、夏の外はただでさえ熱いのに、熱い物体を持ち歩くのが苦になってきました。

曲を飛ばしたいときは、当然ケースから本体を取り出して、スマホを操作して、曲を飛ばして、またケースに戻すという作業が発生しますが、それが面倒なのと、熱い。

音質は良いけど、普段使いにはしんどい、という葛藤です。
家で据え置きで使う分には問題ないと思うんですが、持ち歩き派には中々しんどいです。

というわけで、この問題を解決すべく、また色々探します。

 

 

次なる製品探しへ

持ち歩きするには、大きめポタアンはしんどい。
かと言って、AirPodsのように無線イヤホンなんかじゃ音質的に満足できない。

かなりの葛藤です・・・

ただ、もう私の心は既に、「しんどい思いをしてまで音楽を聴くのはストレス。音楽を楽しみたいのにストレスになるようでは本末転倒。そこそこの音質でいいからもっと手軽に音楽を楽しみたい」という方向にシフトチェンジしてました。

そこで色々探して見つけたのがこれです。

 

はい。Bluetoothのイヤホンです。

もはや、ポタアン放浪記でも何でもなくなってきました。

またまた口コミを丹念に調べると、音質はそこそこ良さそうなのと、ノイズキャンセリング機能が優秀なので、音楽への没入感がかなり満足度が高いとのこと。

これの後継機でWI-1000XM2という製品もあったのですが、ノイズキャンセリング機能が良くなっているけど、音質自体はほぼ変わりないという情報があったので、こちらにしました。

中古で9千円で購入し、元々使っていた「HA-2SE+BEA-2679」はセット価格で購入時と同じ4万5千円で売却しました。

これで、かなりお小遣いが潤いました。
(ギター関連のものを色々買っちゃったのですぐ無くなりましたが・・・)

 
 

最後に

 

一番最後はポタアンの話ではなくなりましたが、

  • 家で据え置きで高音質のポタアンを使いたい場合

    ⇒PHA-3+BEA-2518

  • 外でそこそこ良い音で音楽を聴きたい場合

    ⇒WI-1000X

が私の個人的な結論です。

 

ただ、私の場合、家では

 

プリメインアンプ   :PMA-2000IV
スピーカー      :JBL 4312D
Bluetoothレシーバー:オラソニックNA-BTR1B
サブウーファー    :FOSTEX CW200A

 

が稼働中しており、これで満足しているので、ポタアンという選択肢は無かったのでPHA-3は手放しました。

 

本当は、Bluetoothレシーバーではなく有線で繋ぎたいので

 スマホ→(bluetooth)→ファイルサーバ→(有線)→アンプ

という構成にしたいですが、こっちを高音質化するより、ギターのほうで欲しいものがいっぱいあるので、そっちにお金を使うと思います。

 

というわけで、私の音楽鑑賞の環境は今のところ、大きな不満なし、という状況にようやくなりました。

 

めでたし、めでたし、ということでポタアン放浪記は以上で終了です。

 

ではまた!

 

ポタアン放浪記(3/4) ~2018年頃~

どうもlenheyvanです。

 

ポタアン変遷の続きです。

 

2015年頃に人生初のポタアン「OPPO HA-2」が私の相棒になったわけですが、せっかくの機能であるGND分離を試したくてしょうがなかったので、ケーブルを物色して、辿り着いたのがこれです。

 

Vermilion for Shure - SONY NW-ZX2(BEA-2679)

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出展:Amazon

 

高級ケーブルで有名なBeatAudioさんのVermilion、GND分離仕様のケーブルです。

これ定価で購入するとめちゃめちゃお高いです。

なので色々なフリマサイトで中古品が出るのをずっと張っていたのですが、3-4ヶ月粘っていたらようやく出てきて、かつ、割と安く(と言っても2-3万くらいはした記憶が・・・)入手することができました。

JVC HA-FX1100のオリジナルのケーブルをこのケーブルにリケーブルし、これでHA-2へ接続する準備が整いました。

 

さて、音出しです。

 

まず最初に感じたのは、音のセパレーション(分離感)がすごく良くなったという感触です。その代わりに若干、音の圧は落ちました。

 

GND分離前 :音が塊がぶつかってくる感じ。分離が悪い。一方で迫力はある。

GND分離後 :各パートの定位が分離した感じ。分離が良い。一方で迫力は少し落ちた。

 

ただですね、すごい変わったわけではなくて、聞き比べると、あーそっち寄りになったねーっていうくらいです。

オーディオにあまり興味無い人なら、なんも変わってないじゃん、って言うと思います。

 

でも、やっぱり違うんですよね。

この差に投資するかどうかがマニアとそうじゃない人の分かれ道ですね。 

 
GND分離とVermilionへのリケーブルが同時になってしまったので、それぞれの影響度合いは何とも言えないところなんですが、好みは置いておいて、高音質になったのは確かです。

 

仕事帰りにこいつを胸ポケットに入れて、大きめの音量で音楽に浸るのが至福の時です。

 

ところがですね、どうも調子悪いんです。すこぶる調子が悪い。

何が調子悪いって、急にぶちっと音楽が止まって、再生機器(当時はiPod nanoを使ってました)から再度、再生押してもダメで、HA-2を再起動してもダメで、再生機器を再起動してもダメで、「おいー」って思ってたら突然元に戻る、みたいなことが頻繁にありました。

 
ちなみにGND分離とかリケーブルは関係ないです。
この現象はその前から起こってましたので。

サポートに問い合わせをしましたが、どうにも解決に至ることは無く、色々調べてみると、結構同じ事象に遭遇している人たちがいるみたいなんですよね。

 

再生機器との相性があるとか、Bluetoothが邪魔をしているとか。

でも、iPod nanoだからBluetooth機能無いし、じゃあスマホに変えてみるかとやってみたら、大分改善しました。(と言ってもやっぱり時々起きるんですが)

 

そんなこんなしている内に、今度は別のが気になりだしました。

 

OPPO HA-2 SE

 

 
みたいな記事を見ると、物欲がフツフツと・・・


どうしても欲しくなり、HA-2を売却した分と差し引いて、5000円くらいなら射程距離内だなと思い、ネットオークションで物色して割とお安めに出している方がいたので、即購入しました。

もちろんこれでHA-2は売却です。
当初の計画とおり1万円くらいで売却できたので、5000円くらいの投資で後継機へ乗り換えることができました。

ということでHA-2SEへ乗り換えたわけですが、ちょっと私の耳では違いがあまりわかりませんでした。。。

音圧上がったのかなー?

ノイズが減ったような気もするー

SN比がよくなったようなー

 

っていうかプラシーボ?

 

その程度の耳ということですね。

 

とにかくこれで自分の中でのポータブルオーディオ環境は満足いく状態に整ったわけです。

 

スマホiPhoneよりGalaxyのほうが音が良いように感じた)+

OPPO HA-2 SE +

JVC HA-FX1100

  

そんな2018年頃でしたが、やっぱり気になるのはブチブチ切れてしまう不安定さ。。

音は満足してました。(もう少し低音出てほしいな、というはありましたけど。)

 
ただ、やはり気持ちよく聴いている途中でブチブチ切れてしまうと、至福の時間が至福ではなくなってしまします。
 

気持ちよく音楽聞いているのに途中で止まって、再起動して、とかちょっと勘弁、という思いが日に日に増していき、またもや次のポタアン探しの旅に出てしまいました。

 

ではまた!

 

 

 

 

 

ポタアン放浪記(2/4) ~2015年頃~

どうも、lenheyvanです。

 

ポタアン変遷の続きです。

 

前回紹介したオーディオテクニカのAT-PHA31iですが、オーディオ系雑誌を読んでいると、「今、ポタアンが熱い」的な記事が結構出ていて、すごく気になりだした頃でした。

 

今までは、

 ・再生機器のバッテリーとポタアンのバッテリー、両方を気にするのは面倒

 ・かさばりそう

という理由で敬遠していたわけですが、もっと高音質な世界に足を踏み入れたくなってしまったんですね。

 

探す条件は、

 ・音質に定評がある

 ・大きすぎない(あまりかさばらない)

 ・中古で2万円代で購入可

です。

 

色々なレビューサイトを見て、候補に挙がったのは以下3つです。

 

ONKYO DAC-HA200

SONY PHA-1A

OPPO HA-2

 

 

ONKYO DAC-HA200

ONKYOは昔から好きなメーカーで、どのレビューサイトを見ても、入門機ならこれでしょ、という扱いで書かれていたので、真っ先に第一候補に挙がりました。

 

記事を読む限り、優等生的な感じで同じ価格帯では特に弱点無し、

しかも、同じくONKYOが提供しているスマホ向けのミュージックアプリ「HF Player」(※1)の有料版を無償で利用可能という特典付き。

 

ただ気になったのは、サイズ感。厚みがあるので、スマホと重ねると結構ボリューム感があり、持ち歩きが大変そうなところで迷ってしまいました。

 

※1 無償版のまま利用することも可能で、私のサブ用スマホでは無償版で利用しています。このアプリ使うとスマホ標準のアプリで聴くより音質が良くなるのと、インターネットに接続していると歌詞が連動して表示されます。著名なスタジオエンジニア達が作成したイコライザーを使うこともでき、私にとっては必須のアプリです。

有償版と無償版の違いは、有償版だとハイレゾ音源の再生が可能になります。(最近のupdateで、無償版でも8曲までは聴けるようになったようです)

 

SONY PHA-1A

ONKYODAC-HA200とライバル機として紹介されていたのが、SONYのPHA-1Aです。

まずウォークマンからの系譜を引き継ぐメーカーとしての安心感、そしてDAC-HA200とライバルとなると気になっちゃいます。

 

ただ、もちろんですが、こちらは「HF Player」の特典は当然の如く無く、その他はほぼ互角とのこと。そうなると、敢えてこちらを選択する強い理由も無く、候補からは外れました。

OPPO HA-2

最後に気になったのはこちら、OPPOのHA-2です。

OPPOというメーカーは聞いたことなかったものの、このユニークかつオシャレなデザインに惹かれました。手帳のようなレザーを貼ったようなデザインと薄さ。

 

でも音質、使い勝手はどうなのよ?

 

調べてみると、

 ・ハイレゾ音源に対応

 ・GND分離接続を採用(※2)

   ※2 左チャンネルと右チャンネルを独立させることでクロストークを減らして、左右チャンネル間のセパレーションが良くなる接続方法です。この手法はバランス接続が有名ですが、左右それぞれのhot、coldにアンプを使うので計4つのアンプで駆動させます。GND分離はバランス接続はhot、coldを各1つずつ計2つのアンプで済みます。その分、コストダウンが可能になります。コストと音質のバランス的にGND分離を選択したんでしょうね。

 ・Bass Boost機能

 ・30分で70%の充電が可能な独自機能「ラピッド・チャージ」

 ・モバイルバッテリー機能

とのこと。

 

そもそも当時ハイレゾ音源は持って無かったので、「HF Player」の無償版でもいいし、何よりこの薄さ。そして、GND分離接続が可能ということで、DAC-HA200より高音質が望めそう、ということで、これに決めることにしました。

 

使ってみた感想

フリマで2万代で購入しました。

実物を手にしましたが、写真のとおり高級感があり、そしてやっぱり薄い。

音質も「オーディオテクニカのAT-PHA31i」と比べたら段違い。

割と、低音から高音まで癖が無く、フラットに出る感じで、Bass BoostをONにしても、劇的に低音が強くなるわけではなく、バランスが崩れないように、上品に低音を持ち上げてくれます。

 

Rock好きなので、もっとガツンと低音利かせて欲しくもありましたが、きっとそれだと高音域がスポイルされてしまう、というメーカーの判断なんでしょう。

 

 

この時はまだイヤホンを替えていなかったので、この後イヤホン探しの旅に出るわけですが、それは次回に。

 

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ポタアン放浪記(1/4) ~2010年頃~

どうもlenheyvanです。

 

今日は自分のポタアン変遷を振り返ってみようかと思います。

 
ポタアンってオーディオ好きの人じゃないと馴染みが無いと思いますが、ポータブルアンプのことです。

iPodiPhoneで音楽を聴いている人は多いと思いますが、iPodiPhoneにもアンプ機能はあって、そこで音を作ってイヤホンから出力しています。

ただ、アンプ自体の性能はそんなにメーカーもコストをかけているわけではないので、普通です。

もっといい音で聴きたい場合は、アンプとイヤホンを替えるのが一番効果があります。
音を作る心臓部のアンプと、最終出口のイヤホン(ヘッドホン)が一番音への影響が大きいです。

ホームオーディオでも同じです。

昔からオーディオは大好きで、そうなると外でポータブル機器で音楽を聴く時にも音には拘りたくなるわけです。

 

ハードロック好きなので、バンド仲間からは、「ロックは高級オーディオで聴くものじゃないでしょ」なんて言われたりしましたが、「いやいや、好きな音楽こそ良い音で聴こうよ派」だったので、そんな意見もお構いなしです。

 

最初は皆さんそうかと思いますが、イヤホンから変えていきました。

当時はiPod全盛でしたので、もちろんiPod、かつ、CDは大量に持っていたので、大容量のiPod Classicを持ってました。

 

2014年に販売終了してしまいましたが、最初に買ったのは液晶が白黒のモデル(たぶん第4世代)、そのあとカラー液晶モデル(たぶん第5世代か第6世代)で、途中壊れて再購入とかしたので、3,4台買い繋いで使っていたと思います。

 

いやぁ、懐かしい。

 と言いつつ、今カーオーディオ用として車にこれを据え置きしてますけどね。

スマホBluetoothよりお手軽なので)

で、前置きが長くなりましたが、イヤホンは家電量販店で色々聞き比べして、JVCの1万円くらいのを好んで使っていた気がします。

 

ちなみに今一番お気に入りのイヤホンはJVC HA-fx1100なので、サウンドの作り方が自分の好みにあっているんでしょうね。

今は諸々の事情で使える機器が無く、タンスの中でお眠りしてますが、いずれ使う時が来るであろうと思っています。その事情については今度お話しします。

 

低音から高音までスッキリ出ていて、迫力はあるけどドンシャリ過ぎず、ある程度の柔らかさがあるというか、空気感があるというか、そういう自然さがあって、そこが魅力です。モニターライクな感じかも知れないですね。

 

ゼンハイザーも良かったのですが、高音域のシャリシャリ感が私には感じられて、ハイハットの余韻の響きなんかが金属的に耳に残る感じがして、却下でした。

 

 ただ、イヤホンだけ変えても限界はやっぱりあって、次に手を出したのがポタアンです。

 

当時はまだポタアンなんて言葉は無かった気がしますが、ヘッドホンアンプとかポータブルアンプとか呼ばれていたような、、、かなり記憶がうろ覚えですが。

 

オーディオ系雑誌でそういうものが最近流行っているという情報を見つけて、秋葉原の家電量販店に繰り出したわけです。

 

雑誌からの前情報では、電池式、バッテリー式、iPodからの給電式などあり、給電式はお手軽だけど音質求めるならバッテリーor電池式ということでした。

 

さすがに電池式は面倒なので、バッテリー式に狙いを定めて試聴をしていきました。

確かに迫力が増した気がしましたが、予想していた程ではなく、う~ん、こんなもんなのかなぁと思いながら、最後に、給電式のを試した。

 

音出し一発目で、「すげー、なにこれ」でした。

 

それがこれです。

 

 

オーディオテクニカから発売していた、iPodから給電式のポータブルアンプです。

2010年12月に発売されたもので既に販売終了していますが、手軽に音質向上できるので今も使っている方はそれなりにいらっしゃるかも知れません。

 

何が良かったかと言うと、「迫力」です。

もしかすると、その当時はあまり耳が肥えてなかったので、今聞くとバッテリー式のほうがいい音と感じるかも知れませんが、魅力的だったのは全体的な押し出し感です。

 

つける前が、奥の方でか細く鳴っているとすると、
つけた後は、目の前で大音量で鳴っているように感じました。

 

もちろんこれを購入し、途中壊れて、買いなおしたりして、2015年頃まで使い倒しました。

 

これを機に、再生機器+ポタアン+高音質イヤホン という音質を求めれば青天井という、泥沼の世界へ気持ちよくハマっていったわけです。

 
ではまた!

次回はこちら

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