どうも、lenheyvanです。
今回はトレブルブースターのお話です。
トレブルブースターと言えば、DallasのRangeMasterが有名ですよね。
ブライアンメイ、ロリーギャラガー、マークボラン、トニーアイオミが使用していたことはよく知られています。
他には意外にも(?)、ゲイリームーアやリッチーブラックモアも使用していたとか。私もあの独特なサウンドは大好きなので、RangeMasterをベースに改良したペダルを作製しました。
RangeMasterはゴッソリと低音域を削られるので、もう少しローミッドを残して太めのサウンドにしたのと、オリジナルと同じくハイミッドを強調したサウンドに加えて、ミッドを強調したサウンドも出せるようにモード切替機能を追加しています。
メルカリSHOPで販売中なので良かったらどうぞ。
こちらはオリジナルと同じ方向性のTrebleモードです。ブライアンメイと同じく6ペンスコインをピック代わりにして弾いてみましたが、思ったようにピック(コイン)が弦に当たらず苦労しました・・・
こちらはMidモードで、音を出した瞬間、マイケルシェンカーの半ワウサウンドじゃん、ということで、UFOを弾いてみました。
Midモードで演奏してみると、ふと気づきました。
これまるでマイケルシェンカーの半ワウサウンドだなと。

RangeMaster自体が鼻づまり感のあるサウンド特性があるのですが、Midモードだと特にその特徴が顕著に出るんですよね。
そこで、MarshallAmpForumで海外のメンバーに見解を聞いてみたところ、興味深い話を聞くことができました。
それは、マイケルシェンカーは半ワウで有名だが、実は言われているほどワウは使ってないと思うよ、という話でした。
それについてディスカッションされていたスレッドがコチラです。
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https://www.marshallforum.com/threads/truly-nailing-schenkers-70s-tone.136948/#post-2457301

ここから、ブラウザの自動翻訳を使って訳した内容を抜粋します。
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ギター内部の配線やシールドケーブルは多少の静電容量を持っているので、コンデンサのような役割を果たすことで共振周波数に影響することを言っています。
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この方は、シールドケーブル長と共鳴周波数を測定した結果をグラフ化しています。
一番下の赤線(ワウ無しの500kポット)と中央の緑線(Q係数を下げたワウをOFFの状態で接続)は、全体的に平坦な感じでピークはあまり無いですね。
一方、一番上の線(ワウをOFFの状態で接続)はピークが出ていますね。
「これはワウサウンドだ!」と思ったと言っているので、いわゆる、鼻づまりのあのサウンドが得られたということでしょう。

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こちらはT-TOPをRangeMasterと同じ回路に通したもの(上の線)と、Q係数を下げたワウをOFFの状態で接続したもの(下の線)ですが、中音域が自然に盛り上がっています。
これは半ワウサウンドが得られそうなグラフになってます。

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昔はバッファードバイパスされるペダルが多く、常にそれらを通した状態で演奏していたことから、ペダル達がOFFであってもギターサウンドを変えていて、それがたまたま良い感じの帯域にピークを持っていた場合、それを意図的に使っていたのでは?、ということでしょうかね。

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マイケルシェンカーのサウンドを研究しているTone Slingerさんという方も、「スタジオではある程度使っていたけど、ライブでは言われているほど使ってないはずだ」と言っているようです。

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この方も同じ意見のようです。
フライングVとT-TOP、250kポットが肝なんじゃないか、という主張ですね。


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500kポットでも、ボリュームを7くらいに下げると、250kポットと同じくらいの共鳴ポイントが得られると言っています。
また、500kポットに抵抗を並行に追加することで、抵抗値を下げて、250kポットと同等にすることができるというのも、ポット交換しなくて良いのでお手軽に試せますね。
ボリュームポットの仕組みについてはこちらをご参照ください。
というわけで、真偽のほどは分かりませんが、マイケルシェンカーの半ワウサウンドは、ワウを使わずに出している可能性がある、という興味深い議論についてのご紹介でした。
興味がある方は、色々試してみると楽しいと思います。
ではまた!!