どうも、lenheyvanです。
今回は久々にオーディオ関連の記事になります。
ポタアン放浪記の最終回です。
前回の記事はこちらです。
大きな不満
前回お話した、OPPO HA-2SEの不安定さに我慢できなくなった私は、これを売って次なる製品を探し始めました。(音質は満足していただけに残念・・・)
条件はこの3つです。
- 安定していること
- HA-2SEより高音質であること
- お財布にそこまでダメージが無い
次の相棒探しへ
条件1:安定稼働
まず安定していること、という条件は簡単にクリアです。
何故ならば、不安定さはHA-2SE特有のものだったからです。
(Bluetooth接続の不安定さとかはどの製品もあまり変わらないですが、HA-2SEはそういう類の不安定ではなかったので)
なので、そこはあまり気にする必要はありませんでした。
条件2:高音質
次にHA-2SEより高音質であること、ですが、どうせお金かけて変えるなら今と同等かそれ以上にしたいものです。
探すと色々高音質であろうものはあって、まさにポタアンは青天井。数十万するものさえあります。
さすがにそれは中古でも無理なので(あ、ちなみに最初から中古で探すつもりです)、定価10万以下で探します。
まあ色々な製品があって口コミを丹念に確認していって、全然悪い口コミがなかったのが、SONYのPHA-3という製品でした。
メーカーの売り文句としては、
といったところです。
また、バランス接続可能なので、ここはやはりバランス対応ケーブルにしようということで、大好きなメーカーのBeatAudioのPHA-3に対応しているケーブルを探すと、なんとズバリPHA-3用のものがあるではないですか。
もうこれしか無いです。
BeatAudio社のケーブルはシリーズが色々あるのですが、ダイナミクスのある音像表現が好きなので、Vermilionという高純度無酸素銅(OCC OFC)を採用したシリーズのものを選択しました。(HA-2SEでも、Vermilionを使っていて良かったので)
「BEA-2518」というもので、“Balanced Vermilion for Shure - SONY PHA-3”とあるだけあって、PHA-3用です。
イヤホンはJVC HA-FX1100なのでMMCX仕様のこちらに狙いを定めます。
出展:philiweb AUDIO
条件3:予算範囲内
次に「お財布にそこまでダメージが無い」ですが、これが一番のネックになりました。まず、PHA-3は2014年発売の製品と少し古いですで、発売時の価格はなんと9万3千円。SONYのポタアンのフラグシップモデルです。
また、BeatAudioのBEA-2518はこれもかなり高価で、発売時の価格は5万2千円です。
中古で探しても、PHA-3は4万超え、BEA-2518は3万超えです。
このときは仕事で頻繁に飛行機に乗っていたので、移動中の時間を最高の音質で音楽が聴けるなら、奮発して4-5万くらいはと考えていましたが、さすがに7万も出せません。
意気消沈して1つ下のグレードに下げようかなと思っていたところ、神が降臨しました。
PHA-3+BEA-2518をセットで4万5千円で出品している方がいたのです。
これでもかなり高額ではありますが、私は飛びつきました。
今まで使っていた「HA-2SE+BEA-2679」も結構モノは良いので、そこそこの値段で売れるであろうことを見越して、即購入です。
「HA-2SE+BEA-2679」で3万くらいで売れたので、実質1万5千円でアップグレードできた計算です。
使ってみた感想
音質は最高です。
HA-2SEと比較すると、セパレーション(分離感)はかなり向上。
細かな音が聴こえます。
あ、この音源てこんな音も録音されていたんだって感じです。
それくらい、音が分離されてキレイに聴こえます。
ライブアルバムなんか聴くと、歓声がリアル過ぎて、後ろのほうで誰かキャーキャー言っているのかなと思うくらいでした。
また、ダイナミクスも大きくなりました。
低音はすごく多いというわけではないのですが、かなり低いところが出ますし、高音はかなり上まで伸びています。
アンプがいいのかケーブルがいいのかは比較しようがないですが、どちらもいいんでしょう。
疑いようもなく、今まで一番の高音質です。
これで私は多分、この先長い付き合いになるであろう相棒を手に入れたのでした。
とこの時は思ってました。
また不満が・・・
手に入れて1年半くらい使っていたのですが、ちょっとしんどくなってきました。
何がしんどいかと言うと、大きさと重さと熱さです。
まず大きさは液晶画面が大きめのスマホと同じかもうちょっと大きいかくらいあります。そして厚さはスマホ2.5台分くらいです。かなりゴツイです。
重さは300gあり、スマホと重ねて持つと結構な重量感です。
これを最初はスーツの上着のポケットに入れていたのですが、まあ重い。
横には入らないので縦に入れますが、体半分出てます。
しんどいので、今度はカバンの常時オープンのポケット部に差し込む形で持ち運ぶことにしました。
これは中々しっくり来ました。ポケットより全然いいです。
さっと取り出せますし。
ただ、雨の日なんかは壊れそうなので、手で持つかポケットかです。
なんかいいケース・ポーチが無いかなーと探していたのですが、中々ポタアン用なんてものは無く、スマホ用にものはあるのですが厚みが全然合いません。
じゃあもう作るか、ということで、百均でフェイクレザーと釣り下げ用のフックつきの細いベルトを買ってきて、作ってみました。
これにPHA-3とスマホを重ねてバンドで留めて、持ち歩くことにしました。
腰のベルト部分に引っ掛けて、カラビナで留めて使います。
これで結構快適になりました。
カバンの常時オープンのポケットのときは、何かの拍子に縦が横向きになっちゃって、ケーブルが引っ張られてイヤホンが耳から抜けるということが度々ありましたが、今度はそういうことはありません。安定してます。
ただ、今度はこのカラビナ(フック)が面倒になってきました。
外に出る前に、カラビナをベルトにクルっとやって留めて、会社に着いたら、またカラビナを外してベルトからクルっとやって外して、このケースごとカバンにしまう、という作業が面倒なのです・・・
また、PHA-3は結構熱を発生するので、冬は良いのですが、夏に使っていると心配になっちゃう熱さです。
ケースから取り出すときには手が熱くて、夏の外はただでさえ熱いのに、熱い物体を持ち歩くのが苦になってきました。
曲を飛ばしたいときは、当然ケースから本体を取り出して、スマホを操作して、曲を飛ばして、またケースに戻すという作業が発生しますが、それが面倒なのと、熱い。
音質は良いけど、普段使いにはしんどい、という葛藤です。
家で据え置きで使う分には問題ないと思うんですが、持ち歩き派には中々しんどいです。
というわけで、この問題を解決すべく、また色々探します。
次なる製品探しへ
持ち歩きするには、大きめポタアンはしんどい。
かと言って、AirPodsのように無線イヤホンなんかじゃ音質的に満足できない。
かなりの葛藤です・・・
ただ、もう私の心は既に、「しんどい思いをしてまで音楽を聴くのはストレス。音楽を楽しみたいのにストレスになるようでは本末転倒。そこそこの音質でいいからもっと手軽に音楽を楽しみたい」という方向にシフトチェンジしてました。
そこで色々探して見つけたのがこれです。
はい。Bluetoothのイヤホンです。
もはや、ポタアン放浪記でも何でもなくなってきました。
またまた口コミを丹念に調べると、音質はそこそこ良さそうなのと、ノイズキャンセリング機能が優秀なので、音楽への没入感がかなり満足度が高いとのこと。
これの後継機でWI-1000XM2という製品もあったのですが、ノイズキャンセリング機能が良くなっているけど、音質自体はほぼ変わりないという情報があったので、こちらにしました。
中古で9千円で購入し、元々使っていた「HA-2SE+BEA-2679」はセット価格で購入時と同じ4万5千円で売却しました。
これで、かなりお小遣いが潤いました。
(ギター関連のものを色々買っちゃったのですぐ無くなりましたが・・・)
最後に
一番最後はポタアンの話ではなくなりましたが、
-
家で据え置きで高音質のポタアンを使いたい場合
⇒PHA-3+BEA-2518
-
外でそこそこ良い音で音楽を聴きたい場合
⇒WI-1000X
が私の個人的な結論です。
ただ、私の場合、家では
プリメインアンプ :PMA-2000IV
スピーカー :JBL 4312D
Bluetoothレシーバー:オラソニックNA-BTR1B
サブウーファー :FOSTEX CW200A
が稼働中しており、これで満足しているので、ポタアンという選択肢は無かったのでPHA-3は手放しました。
本当は、Bluetoothレシーバーではなく有線で繋ぎたいので
スマホ→(bluetooth)→ファイルサーバ→(有線)→アンプ
という構成にしたいですが、こっちを高音質化するより、ギターのほうで欲しいものがいっぱいあるので、そっちにお金を使うと思います。
というわけで、私の音楽鑑賞の環境は今のところ、大きな不満なし、という状況にようやくなりました。
めでたし、めでたし、ということでポタアン放浪記は以上で終了です。
ではまた!