サウンドハウス

lenheyvan’s music

ギター、エフェクター製作、オーディオなど、大好きな音楽の話をしていきます。

Vinetoneパワードアッテネーターは最強!!

どうも、lenheyvanです。

 

最近すごく良いものを購入しましたので紹介したいと思います。

 

Vinetoneパワードアッテネーターです。

 

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1.パワードアッテネーターって何?

通常のアッテネーターが電源不要で使えるパッシブタイプだとすると、パワードアッテネーターは電源要のアクティブタイプです。

 

通常のアッテネーターよりできることが増えてます。

・センドリターンが使える

・LINE出力が可能

・出力を下げるだけではなく上げることもできる

 

私はパワードアッテネーターが欲しかった要件はズバリ、センドリターンです。

 

私が今使っているアンプはセンドリターンが無く空間系エフェクターをアンプに入る前にかけるしかない状態でした。私としてはサウンド的には許容できないです・・・

 

レコーディングではDAW側でかけるからいいのですが、スタジオやライブではやっぱりセンドリターンでかけたい。

 

ある程度の爆音にしてパワー管も歪みも加えたサウンド、かつ、アンプで歪ませたあとに空間系をかけたい、となるとパワードアッテネーターです。

 

有名どころではBadCatのUnleashという製品ですね。

 

ただ、私は元々、音質の良さで巷で有名なVinetoneアッテネータを愛用していたので、これのパワード版が欲しくなって、探したところ、SNSでお世話になっているジナパパさんが紹介されていましたので早速ご相談。


その後、Vinetoneさんに発注させていただきました。

 

ただし、パワードアッテネーターは通常販売している製品ではなく、個人依頼によって製作いただいた製品です。

 

 

紹介記事はコチラです。

(この場を借りまして、ジナパパさんありがとうございました!)

↓↓↓

 

zinapapa.work

 

2.製品レビュー

さて、届いたので僭越ながら使用してみてのレビューです。

 

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一言でいうと、最高です。

 

通常のVinetoneアッテネータのサウンドが気に入っていた私にはこれ以上ないパワードアッテネーターですね。

 

サウンドは通常のVinetoneアッテネーターそのままです。
背面にEQトリムがついていて、高音域を調整できます。MAXで通常のVinetoneアッテネーターと同等のようです。

 

INPUT TRIMが入力信号を調整するつまみになっていて、ピッキングしたときにINPUT TRIMのランプがピカッ光る状態になっていればGood。

 

早速、私が愛用しているStrymonのElcapistan、Blue Skyをセンドリターンでかけてみました。

 

これだよ、これ!

これが欲しかったんだよー

 

 

 

歪み後にかけているので、空間系が気持ち良いくらい澄みきった状態でかかります

 

ノイズゲートの「ISP TECHNOLOGIES / DECIMATOR II」もかけてみましたが、さすがにこれはギターとアンプの間でかけたほうが良いですね。

 

ノイズ無音になる状態でかけると、かなり不自然です。

まあそもそもセンドリターンでかける人はいないかも知れませんが・・・

 

また、LINE出力はお手軽に使いたい場合は重宝しそうです。
(特に夜のように音が出せない環境で)

 

私はこんな使い方をしてみました。

 

ギター → アンプ → Vinetoneパワードアッテネーター →(LINE出力)IK Multimedia iRig 2 → iPhoneのAmplitube

 

当然、マイク録りのサウンドまでにはいきませんが、Amplitubeのスピーカーシミュレーターを使うと、中々良いサウンドです。

 

デモギターのレコーディングや、同条件でギターサウンドを比較したい場合などで使えそうです。これまた嬉しい機能ですね。

 

3.少し調整

次にやってみたのは、パワードアッテネーターを通さない場合との比較です。

 

①ギター → アンプ → スピーカー

②ギター → アンプ → Vinetoneパワードアッテネーター → スピーカー

 

①と②を何度も付け替えて、サウンド比較してみました。

条件を同じにするため、アンプのVolume位置は変えずに多分20-30回はやったと思います。

 

私のアンプ・機材では、②のほうが若干だけ高域が落ちる感じがしたので、EQ部分のコンデンサの容量を何度も調整して、(へっぽこな)私の耳で全く同じと感じられるポイントで確定しました。

 

あと、たぶん、私はクラシックなMarshall1959や1987のハイが思いっきり抜けるサウンドが好きなので、EQは微調整程度でしか使わなそうと思い、Potの抵抗値を小さめに変更しました。

 

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4.最後に

 

いやー、もう最強ですね。

 

音質変化なくアッテネーターとして使えて、かつ、センドリターンが使えるんだから。(もちろんゼロじゃないでしょうけど少なくとも私の耳では同じ。自分が良いと思うならそれでOKです)

 

以前、Marshall1987x(2016年製の復刻版)を持っていた時期があり、センドリターンを使ったことがありましたが、どうもイマイチだったんですよね。

 

弾いて20分くらい経つと急に出力が下がって、おかしなサウンドになり、センドリターンから外して電源OFF→ONすると治るとという謎の事象に見舞われました。(故障していたのかな・・・)

 

そしてサウンドもどうも私にはしっくり来ず、空間系のかかり方なのか、原音なのか、劣化感を感じました。私の個体の問題だったかも知れませんが。

 

しかーし、Vinetoneパワードアッテネーターはそんなものとは無縁です。


センドリターンて多分、信号が劣化しないようにカソードフォロワーとかしっかりやらなきゃいけないんでしょうけど市販品だとそこにあまり力を入れてない(コスト的に入れれないが正しいのかな)と聞いたことがあります。

 

パワードアッテネーターはその部分をしっかり作りこんでいるからなんでしょうね。

 

というわけで、Vinetoneさん、ジナパパさんに感謝でございます。

 

ではまた!